エルネア王国 〜おうちメモ

「ワールドネバーランド エルネア王国の日々」の想い出を記録しています。

エルネア王国の勇者


エルネア杯最終試合が始まりました。


対戦相手は、同じ魔銃師のアントネラさんです。彼女は去年の魔銃導師です。エルネア杯について説明する彼女の話を聞いていたのは、ついこないだの事でした。あの時は、エルネア杯で優勝したいと淡い夢を抱いていましたが、本当に最終試合まで勝ち残れるとは思っていませんでした。

「(ここに立つ為に、皆一生懸命闘ってきたんだ……)」

会場にこだまする歓声に、今日、この日、この場所に立つ事に重みを感じます。

「(今日まで闘ってきた皆の為にも、負けられない!)」

アントネラさんに勝てば、龍バグウェルとの対戦権を得る事が出来ます。バグウェルと闘い勝つことは、エルネア国民の夢であり、目標です。


武器の相性で勝たせてもらいました!

試合終了後、闘技場でそのまま表彰式が行われます。


国王である父アリツが、優勝者であるクレオルに労いの言葉を掛けます。



「あ、ありがとうございます!!」

クレオルは慌てて頭を下げました。

「(本当に、私は、勝てたのか……?)」


まだ信じられず、父の言葉が頭に入ってきません。



「(ふふ……まだ信じられないって顔をしてるわね)」

観客席では、辿々しく意気込みを語る息子を母ニキが見守っています。


さて、勇者になったクレオルが、試合終了後向かったのは……


ルイーサちゃんの家でした。彼女はこれから出産するのです。



「あっ!父ちゃん!ここに居た!!」
「あれ?リーゼさん……どうしたの?」

興奮さめやらぬ様子のリーゼがルイーサちゃんの家までやって来ました。

「どうしたの?、じゃないよ!エルネア杯優勝おめでとう!!母ちゃんが、家でご馳走作って待ってるよ!」
「ありがとう!……えっ?イヴォンヌさんが?参ったな……私が、祝おうと思ったんだけど……」

クレオルは、エルネア杯優勝という最高の誕生日プレゼントを引っさげて、ポムの火酒片手に我が家へ凱旋しようと考えていました。

しかし、逆に祝われてしまうとは……

「うっ……産まれそうっ……」
「ルイーサちゃん!?」


産気づいたルイーサちゃんは、あっという間に元気な女の子を出産しました。


旦那さんのイシドロ君も、産まれたばかりの娘に既にメロメロのようです。ルイーサちゃんが出産したデビーちゃんは、5代目PCリーゼと1歳違いですし、初代の親友マリーナさんの子孫なので、未来の親友候補です。



「ねぇ、父ちゃん。いつまでここにいるの?家に帰ろうよ」

生涯の親友が誕生したなんて、まだ理解していないリーゼは、急かすようにクレオルの袖を引っ張ります。

「そうだね、帰ろうか」

一家団欒の邪魔をするわけにも行きません。

19日

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いっけんラブラブな夫婦に思えるこの会話……

「今年は誰がエナの子に選ばれると思う?(可愛い子いっぱいいるけど、いったい誰に投票するつもりなのよ?)」
「さ、さぁ……?私のエナの子は永遠にイヴォンヌさんだから関係ないよ♪」
「ふ〜ん……?(答えないつもりなのね)」

心なしか目を逸らしているようにも見えます(笑)夫婦円満の秘訣は、余計な事は言わない事ですかね?(笑)



「あっ!そうだ、リーゼさんの仮面買わないといけないね」
「やったー!約束だからね♪」
「(逃げたな)」

両親が静かな攻防戦を繰り広げているとはつゆ知らず、リーゼは無邪気に喜んでいます。

「(夕方からは、勇者壮行の儀式だし、なんとか逃げ切らなくてはっ!)」

「よぉ、殿下。釣りにでも行かないか?」
「行く!行く行く、今すぐ行こう、そうしよう!」
「えっ?ちょっと、殿下……?」


ちょうど、ジョフレ君に誘われたのでクレオルは逃げるように家を出ました(笑)

「逃げられたわ……」
「……母ちゃん?」

可愛い物好きのクレオルがエナコンを見に行かないとは思えないし、天然タラシのクレオルに女の子が引っかかってしまわないとも言い切れません。

イヴォンヌさんは、浮気されないか心配なのかもしれませんね。


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