エルネア王国 〜おうちメモ

「ワールドネバーランド エルネア王国の日々」の想い出を記録しています。

エルネア杯決戦前夜

16日

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ルイーサちゃんの赤ちゃんも、かなり大きくなったようです。

「ふふ……赤ちゃんに会えるの、楽しみだね」

嬉しそうに笑うルイーサちゃんを見ていると、こっちまでほんわかした気持ちになってきます。

「(平和だな……)」

ここのところ試合続きで、緊張しっぱなしのクレオルは、何気ない日常のやり取りに安心感を覚えます。

2日後には、エルネア杯の最終試合がありますが、それまでは心と体を休ませておこうと思います。

少しでもリラックスするために、イヴォンヌさんとニヴの丘にデートに行きました。



愛する人と2人で綺麗な景色を眺める。それだけでも、とても満たされた事でしょう。

17日

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「疲れてるんだろ?これでも、食べて元気出せよ!」
「あ、ありがとう……」

男友達からパサパサパンをもらいました。これは、作ったのではなく放置しただけでは?……女の子達の手料理が恋しくなります。


今日は、元魔銃導師アントネラさんの試合の日です。今日の試合で明日クレオルが誰と闘うかが決まります!



……と、思いましたが相手の方がお亡くなりになってしまったらしく、戦わずしてアントネラさんの勝利となりました。

「(これじゃあ、対策のしようがないな)」

戦い方を見たかったクレオルとしては、残念だった事でしょう。エルネア杯でしか試合をする事のない魔銃師は、同じ魔銃師同士でも相手がどんな戦い方をするのか分かりません。

「(とりあえず、武器だけはちゃんと対策をしておこう!)」


不安な気持ちを抱えつつ、闘技場を後にしたクレオルは、外でイヴォンヌさんに呼び止められました。

「イヴォンヌさん……」

どうしてこのタイミングで、この言葉を言ってくれるのか……

(私が強くなったから?やっと、1人の男として認めてくれたから?)



「明日の試合、悔いのないように頑張ってね。負けてしまっても、いつも通りの日常に戻るだけだから……あんまり思いつめちゃダメだよ。私もリーゼも、この子も、クレオル君をずっと応援してるから……」

そう言って、イヴォンヌさんはまだ小さなお腹を愛おしそうに撫でました。

勝つ事は、嬉しいと同時にプレッシャーにもなります。勝てば勝つほど引き返す事は難しくなります。

もし、負けてしまったら、家族にも、国民にも愛想尽かされてしまうのではないか…

そんな不安にクレオルは苛まれていました。

「ありがとう、イヴォンヌさん……」

プレッシャーや不安に惑わさせ、肝心な事を忘れる所でした。

(全力でぶつかって負けたなら、それは私の力不足だ……でも、プレッシャーや不安で全力を出し切れないのは、きっと……負けるよりも悔しい)

だからこそ、明日は、悔いのない闘いをしよう!クレオルはそう心に誓いました。

18日

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そして、迎えた運命の18日。なんと、ルイーサちゃんの赤ちゃんが産まれるのは今日でした。

そして、我が家は……



イブォンヌさんの誕生日です!!

「(これは、絶対に優勝してイヴォンヌさんの誕生日を祝わなくてはっ!)」
「おーい、父ちゃん?何固まってるの?どーせ、勝って母ちゃんに良い所見せようとか思ってるんでしょ?」
「うっ……リーゼさん、何で分かったの?」
「父ちゃん、すごく分かりやすいから」
「えっー……そんなに分かりやすかったかな?」
「うん、顔に書いてるよ」
「うわぁー、そんなに……」



「じゃあ、リーゼさんが応援してくれる?」
「もちろん!あたしが応援するんだから、絶対優勝間違いなしよ!」
「あはは……ありがとう、頼もしいよ」

もともとクレオルは国王っぽい性格(中の人の勝手なイメージ)ではなく、小さい頃からふわふわした子供でしたが、リーゼはどちらかというと動じない性格です。

リーゼの自信満々の言葉に、クレオルも中の人もとても勇気付けられました。


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